令和4年第4回輪島市議会定例会が6日、開会した。
今回の議会では、会期を12月16日までの11日間と決定した。議長の大宮 正氏がこの決定を確認すると、出席した14名の議員から異議がなく、無事に合意に至った。
市長の坂口 茂氏は、議会に提出した議案の大要を報告した。提出された議案は、予算の補正を含む計28件に及ぶ。特に高齢者や障害者サービスへの補助金、民間保育園への支援が盛り込まれ、物価高騰への対応を目指していることに触れた。坂口市長は「これにより市民生活を支援していく」と述べた。
また、議会議案第3号として「輪島市議会の個人情報の保護に関する条例の制定」が審議された。一二三 秀仁氏が提案理由を説明し、個人情報保護法の改正に伴う新たな施策が必要であると強調した。具体的には、議会における個人情報の取り扱いに関するルールを明確化し、個人の権利保護を図るための条例案である。
さらに、坂口市長は、11月に開催された全国石川県人会連合会輪島大会の成功を報告し、地元の観光振興にも寄与するイベントであるとし、感謝を示した。参加者は国内外から260名を超え、地域の連携の重要性が再確認された。
この定例会では、わじまに泊まろうキャンペーンの経費追加計上も決定され、インバウンド観光誘客の普及に向けた具体的な動きが示された。