令和2年6月9日、輪島市議会の定例会が開会した。
議長の一二三 秀仁議員が開会を宣言し、その後、議会録の署名議員が指名された。門前 徹議員と玉岡 了英議員がその役割を担うことになった。
次に、諸般の報告が行われた。新型コロナウイルス感染症に関する現状について、梶 文秋市長が詳細に説明した。特に、感染拡大防止に向けての自治体の取り組みに加え、地域経済への影響についても触れた。
市長は、昨年の観光入り込み客数が前年と比べて91%減少していることを報告し、「この現状は小地域の経済に重大な影響を及ぼしている」と述べた。また、コロナ感染症対策に向けた公的支援策に関する説明も行った。
さらに、会期が決定され、令和2年第2回市議会は6月23日までの15日間にわたって継続されることとなった。議案については、市長から提出された52号から61号までの計10件が上程され、多様な分野における予算の補正が計画されていることが明らかになった。
市長は特に、新型コロナウイルス感染症対策に関連する補正予算について説明を加えた。これにより、感染拡大防止のための支援事業や観光復興策が柱とされており、経済の再興に向けた道筋を明確にする意図が示されている。