令和5年の第1回輪島市議会定例会が、3月23日に開催された。重要な議案が数多く審議され、いくつかの重要法案が可決された。
議案第4号にて、令和5年度の一般会計予算が提案され、議会によて原案が可決された。予算には、学校給食費の無償化や市民生活の安全を確保するための耐震診断に関する経費が含まれています。市長の坂口 茂氏は、議会における厳正な審議に感謝し、市の未来における理解を求めた。
また、国民健康保険税条例の一部改正についても、説明が行われた。この改正により、保険税負担が軽減されるとうたわれるが、具体的な税率変更については議論が行われました。議員の中には、住民への経済的負担を重視する意見も目立ちました。議案第7号も同様に原案が可決され、これにより健康保険財政への影響が懸念されます。
議案第15号に関しては、行政透明性の確保を趣旨とした「輪島市情報公開・個人情報保護審査会条例」が改正。報告書の公開や閲覧権が明記され、法的な裏付けを強化する形となりました。これに対しては賛否両論がありました。
さらに、新たに提案された「輪島市議会議員の請負状況の公表に関する条例」の制定案は、議員の請負状況の透明性を向上させることを目的としており、全員一致で可決されました。一二三秀仁議員が提案の主旨を説明し、信頼性の向上を訴えました。
今回の定例会では、前回の請願についても審議されましたが、インフルエンザ予防接種助成に関する請願は不採択が決定された。災害復旧に向けた補正予算が多数可決され、住民生活への急務の支援が求められます。
市長の坂口氏は閉会のあいさつの中で、人口減少や地域経済の低迷を課題として挙げ、地域福祉や市勢発展に向けた取り組みに対する市議会の協力を願いました。