令和4年第2回輪島市議会定例会が6月29日に開催された。
市長の坂口茂氏は、約9億2,863万円の増額を含む令和4年度一般会計補正予算を提案した。
この補正予算案は、子育て世帯の負担軽減策や、漁業者への支援が含まれ、特に放課後児童クラブや保育所職員の処遇改善に向けた費用が盛り込まれている。
さらに、令和4年度の水道事業会計補正予算も承認され、約4,100万円の増加で19億4,633万円と見込まれている。
岡本文明総務部長が、各議案の内容を報告する中で、特に「補正予算は市民生活の質を向上させるために重要である」と強調した。
その後、議案第64号の人権擁護委員推薦についても説明が行われ、大倉好子氏、駒井裕氏、木越祐馨氏の任期満了に伴い、井上治氏と梅沢絵里氏の推薦が提案された。
坂口茂市長は、「新たな委員の推薦により、市民の人権がさらに守られることを期待している」と述べた。
この定例会では、全ての議案が原案通り可決され、市議会の意志が市政全般に反映されることが決定された。
また、議員派遣についても議論され、能登五市議会議長会定期総会への派遣議員が決定された。
最後に、閉会の挨拶で森裕一議長が、関係者の努力に謝意を表し、「今後も市民のために尽力していく」と述べ、会議を締めくくった。