令和2年12月2日、輪島市議会において第4回定例会が開催された。
市長の梶文秋氏は、新型コロナウイルス感染症の現状について報告を行った。特に、高齢者の感染拡大が懸念されており、亡くなった市民への哀悼と感謝が述べられた。市立輪島病院の医療従事者や保健所に対しても感謝の意が表明され、市民には手洗いやマスク着用を重視する呼びかけがなされた。
続いて、梶市長は姉妹都市提携30周年の記念イベントについて言及した。山口県萩市とのオンライン交流会が行われ、両市の伝統工芸や文化の相互理解を深めることが目的であったと説明した。これを機に、さらなる友好関係の発展を期待すると強調した。
輪島市市勢功労者表彰についても触れられ、11月に行われた式典での受賞者を称えた。市勢発展に寄与した功労者の尽力に感謝が示され、引き続きの支援を呼びかけた。また、輪島市が誇る高等学校ラグビー部の応援にも言及し、地域活性化の一助となることを期待した。
今回の会議では、予算の補正に関する議案が提出された。特に、新型コロナ対策としての飲食店等への支援や、教育におけるICT環境整備への対応が含まれ、今後の取り組みに対する期待が寄せられた。また、能登半島地震の復興事業に関する予算も確認され、地域の復興に向けた道筋が示された。
議案では、学校給食費の管理や有害鳥獣処理施設の設置を含む条例の制定も提案された。市議会は、これに対する審議を進めるため、今後の議会日程も確認した。最後に、休会を経て、次回の会議に向けて審議が続くことが報告された。