令和元年12月の輪島市議会定例会が開会し、会期や提案議案が適切に進められることが確認された。
本定例会では、会期は12月3日から18日までの16日間と決定された。
議長の一二三秀仁氏が進行し、会議録署名議員として森裕一議員と椿原正洋議員を指名した。
市長の梶文秋氏は議会に対し、台風19号による大雨被害の影響を報告した。
西日本から東日本にかけて記録的な降雨があったことで、死者や家屋の被害が甚大であったことを強く訴えた。
市長は、被災者の早期の生活再建を心から願うと述べた。
また、観光振興に関して、野外レストラン「DINING OUT」が開催され、多くの参加者が輪島の食文化を堪能したとの報告があった。
市長はこのイベントが地域活性化に寄与したと強調し、官民一体での取り組みの重要性を語った。
新しい航空路線の開設に対する期待も寄せられた。
ジェイ・キャス株式会社が能登空港と関西空港を結ぶ路線を2021年秋に就航する計画を発表し、地域の交流人口の拡大が期待される背景が見えてきた。
市長は、この路線の開通がもたらす地域産業の振興に大きく寄与すると述べた。
さらに、輪島市市勢功労者表彰が行われ、地域発展に尽力した方々に敬意が表された。
市長は受賞者への感謝の意を示し、今後のさらなる支援を願う意向を伝えた。
その他、補正予算に関する議案の説明も行われ、防災情報伝達システムやインバウンド対策事業についての詳細が報告された。
各議案の内容は、今後の審議で適切に検討されることとなる。
次回の会議は12月10日に予定され、質疑応答や議案に関する具体的な討議が行われる見込みだ。