令和6年加賀市議会臨時会が開催され、重要な議題が取り上げられた。
特に、能登半島地震についての話題が際立つ。議長の今津和喜夫氏は、地震による犠牲者に哀悼の意を表明した後、被災者への支援の必要性を強調した。
宮元市長は、この地震での人的被害に関し、「深く哀悼の意を表す」と述べた。市職員の派遣や、市内へ避難している方々への支援が続けられているとのことだ。市長は、さらなる支援の必要性について議会からの理解を求めた。
次に、補正予算が審議され、令和5年度加賀市一般会計補正予算案が提出された。補正額は6億780万円であり、総額は379億2,460万円に達する。補正の主な理由として、地震による道路や上下水道などのインフラ復旧のための経費が必要とされている。議案第2号及び第3号では水道・下水道事業も補正予算として提案され、議員からの質疑が続いた。
主な質疑として若林高氏が挙げられ、仮舗装に関して恒久対策の必要性を問いかけた。建設部長の嶽野一義氏は、緊急復旧が優先されていることを説明し、応急工事後に恒久対策工事が行われる流れを説明した。
加えて、価格高騰対策給付金に関しても議論が行われた。一色真一氏は、市独自の支援策の必要性を訴え、現金給付の具体策を求めた。市民健康部の奥村清幸氏は、国による給付金のみでは十分でなく、加賀市独自の支援を考慮していることを述べた。
その後、副市長の選任に関する議案も取り上げられ、深村富士雄氏が再び選任されることが決定した。全体の審議は円滑に進み、全ての議案は原案通り可決された。
この日の臨時会では、議会が地域の強い絆を改めて確認する機会ともなった。更なる支援と復旧に向けて、議員や市民の理解と協力が求められている。