令和4年6月定例会が開催され、加賀市の行政運営や市民生活に関わる重要な議題が取り上げられた。
市では、男女共同参画社会の実現に向けた第4次加賀市男女共同参画プランが策定された。このプランでは、男女共同参画の意識啓発や子育て支援策、地域防災への女性の参画などが重要視されている。また、今回のプランは過去の3つのプランの経験を踏まえ、具体的な取り組みにも力を入れているという。
さらに、加賀市公共施設マネジメント外部検討委員会についても議論された。委員会では、公共施設の見直しや地域におけるニーズへの対応が求められ、さまざまな選択肢が検討された。特に、山中温泉における温浴施設の運営方針については、多くの意見が寄せられた。
加賀温泉駅周辺整備事業に関しては、近年の生活圏域における高精度の3Dマップの整備が行われ、安全で快適な空間の実現に寄与している。また、ドローンを活用した事業も進められており、災害時の迅速な情報収集や物資輸送においての活用が期待されている。特に、医療センターでのロボット配送実証事業が盛況に進行しており、今後のビジネスチャンスも広がることが見込まれている。
また、水道水質基準の改正に関連して、加賀市では農薬類の検査が実施され、安全な水道水の確保に努めていると報告された。新たに規制された農薬の影響は現時点では認められず、安定した水質が維持されているという。
最後に加賀温泉郷マラソンの分析が行われた。この大会は参加者から高い評価を受ける一方、主催者側の新型コロナウイルス対策に対しては戸惑いの声もあった。しかし、地域住民やボランティアの協力により、何とか成功裡に終わったことが強調されている。全体として、来年度の大会に向けて、参加要件や運営に関する反省点を踏まえた見直しが求められており、より良い開催を目指す取り組みが進められる予定である。