令和2年9月17日、加賀市議会は特別に会議を開き、市長から提出された予算の補正案を審議した。
この会議では市長の宮元陸氏が、令和2年度一般会計補正予算の追加について説明した。補正額は5,100万円で、総額は430億7,680万円に達する。この補正予算は、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行に備えるためのもので、64歳以上の高齢者に対するインフルエンザワクチン接種を無償化する。
さらに、妊婦や乳幼児、小中高生には、ワクチン接種の自己負担額を助成することが計画されている。特に、中学3年生と高校3年生に対しては3,000円の助成を行い、感染防止に向けた取り組みを強化すると述べた。宮元市長は、医療現場の逼迫を防ぐため、早急に予防接種を実施する意向を示している。
質疑は行われず、議案は予算決算常任委員会に付託された。続いて議題は休会について。議長の中谷喜英氏は、7日間の休会を提案し、異議なく受け入れられた。休会は、次回の会議に向けた議案審査のために設けられたものである。
この日程として、次回の会議は9月25日午後3時から行われることが決まった。市議会は、新型コロナウイルスの影響を受けつつも、また住民の安全を第一にし、それに応じた施策で地域社会に貢献していく考えである。