加賀市議会臨時会は令和2年7月30日に開かれ、新型コロナウイルス感染症と令和2年7月の豪雨災害に関する見舞いの言葉から始まった。
中谷喜英議長は、感染症について約300人の感染者が確認され、27名が死亡したことに触れ、参列者に心からの哀悼の意を表した。また、医療従事者への感謝の言葉も忘れず述べると共に、経済活動への影響についても言及した。
今回の臨時会では、一般会計補正予算第58号と病院事業会計補正予算第59号が提案された。宮元陸市長は、豪雨による甚大な被害を報告し、早期の復旧を望むとともに、コロナ禍での緊急対策として予算の増額を提案した。
予算の内訳では、一般会計の補正は2億2,320万円、病院事業会計は2,200万円の増加が見込まれている。特に、新型コロナウイルス対策として「加賀市の八重の盾」という八つの施策が提案され、高齢者や具合の悪い人たちを守るための具体的な対応が説明された。
具体的には、高齢者のPCR検査実施への連携や、感染防止の教育プログラム等が挙げられた。とはいえ、林俊昭議員はこの施策について具体的な実施方法や成果の確認を求めた。また、第三子以降誕生者への祝金支給の独自政策についても質疑があり、費用の持続性について懸念の声があがった。
宮元市長は、記念の施策を継続し、さらなる施策を検討する意向を示した。市民限定の宿泊割引提供事業に関しても、出席議員たちはそのPR方法や効果について鋭い質問を交わし、広報活動の重要性が強調された。