令和4年6月加賀市議会定例会が開催され、行政の重要な事項が報告されました。各議員への表彰や新たな施策が発表されたことが印象的です。
まず、議長からの表彰状伝達が行われ、市政に寄与した議員三名が表彰を受けました。40年の長きにわたって市政の発展に尽くしてきた川下勉氏が北信越市議会議長会及び全国市議会議長会より特別表彰を受け、「その功績は特に著しい」と評価されました。
さらに、合計で在職20年表彰を受けたのは、山口忠志氏と高辻伸行氏です。議長は表彰を通じて市民福祉の向上に貢献してきた議員たちに感謝の意を示し、今後の活躍を期待していました。
次に市長の宮元陸氏は新型コロナウイルス対策の現状について説明しました。本市の新規感染者数が先月過去最多となったことへの懸念と、その後の感染状況の見通しを述べ、引き続き感染対策を徹底する必要性を強調しました。
また、片山津IC産業団地の分譲が報告され、福井鋲螺株式会社による事業用地の取得が決まったことが伝えられました。同社は今後約70億円の投資を行い、電気自動車関連部品を生産するとのことです。この事業により地域経済の活性化が期待されます。
デジタル化関連の施策として、加賀市デジタルツインコンソーシアムの設立が発表されました。地域課題解決に向けたデータ利活用が今後進められるという展望が語られました。さらに、北陸地方では唯一のデジタル田園健康特区に認定されたことも報告され、この特区の利点を生かした地域のデジタル化と規制改革の推進が期待されます。
新たに開設された山代スマートパークでは、最新の技術体験が可能で、地域の活性化にも寄与することが期待されています。このように、議会では新たな施策の報告が続き、地方自治体の進展に向けた政務が進められています。
最後に、今定例会の会期は18日間に設定され、各議案の審議が予定されています。市政のさらなる発展が期待されており、議会における積極的な話し合いが行われることとなるでしょう。