令和5年9月27日に開催された加賀市定例会では、重要な議案が次々と可決された。特に、市長提出の令和5年度加賀市一般会計補正予算の扱いが注目されている。
これに関連して、予算決算委員会の報告が行われ、加賀市は市民の生活を支えるため、必要な対応策を講じることの重要性が示された。予算決算委員長の川下 勉氏は、反対票が複数あった議案も含め、計9件の案件を一括で審査した結果を報告し、賛成多数で可決されたことを伝えた。
全体の審査において、特に注目を集めたのは「ミス・インターナショナルツアー事業」であり、過去の結果とともに、過去の事業を通じて加賀市の魅力が広く発信された事例が紹介された。総務経済分科会において、議案第50号に関連した事業の効果に対する意見も多く寄せられ、今後の誘客活動の重要性が強調された。
一方、議案第58号の令和4年度加賀市決算認定については、教育民生分科会の報告もあり、小中学校施設の維持補修費に関する質問と答弁も行われた。特に両中学校の体育館のLED化工事の状況についての議論が行われ、市側からは優先度を考慮した実施が伝えられた。
次に、市長の提議により提出された加賀市デジタル技術の活用による持続可能なまちづくり条例も審議され、多様な主体が協力し、透明性を持って市民が恩恵を受けることの重要性が述べられた。また、加賀市スポーツ推進条例の新設も決定され、市民の健康と地域活性化のための基本理念を定めることが目的とされた。
この定例会では、全体として、市の財政の健全性を保ちながら、今後も市民の期待に応えられる施策を推進する姿勢が示された。議長の稲垣 清也氏は各委員長からの報告を受け、質疑を透明に行うよう指示し、次回会議に向けた準備を進める姿勢を見せた。