令和5年9月の加賀市議会定例会が開会した。
議会は8月30日午前10時に開始され、出席議員全員が参加した。
まず、議長の稲垣清也氏が、会議録署名議員に南出貞子氏と上田朋和氏を指名した。
続いて会期が本日から9月27日までの29日間に決定された。これは出席議員から異議がないことが確認されたためである。
市長の宮元陸氏は、市政に対する所信を述べ、今回の定例会では議案第50号から第62号までを一括で説明した。
特に、令和5年梅雨前線と台風による災害の影響について言及し、
「被災地の復旧・復興が早く進むことを願う」と強調した。
災害に遭った方々へのお悔やみも述べ、今後の市の施策についても意欲を示した。
宮元氏は、中京圏からの誘客を強化するためのトップセールスを9月1日より開始し、
「北陸新幹線加賀温泉駅開業をアピールしていく」と述べた。
さらに、国際交流として台湾の関係機関との訪問を計画し、医療ツーリズムの促進についても話した。
「高雄市立大同病院との国際連携を通じて市民の健康分野に好影響を」と期待感を示した。
また、ミス・インターナショナル世界大会の出場者を招待し、加賀市の魅力をSNSで発信してもらう企画を紹介した。
続けて、北陸新幹線加賀温泉駅の開業に向けたプレイベントの開催予定が発表されており、
市内外への情報発信力強化に期待が寄せられている。
加賀ロボレーブ国際大会は11月に開催予定で、海外からの参加者を見込んでおり、
「科学やものづくりへの関心を高める機会にしたい」との意気込みを示した。
また、間 寛平氏がプロデュースするマラソン大会も9月に予定されており、大きな注目を浴びている。
さらに、デジタルクリエイターが集う世界的イベント「THU JAPAN 2023」が9月に行われ、
約300人のクリエイターが参加する予定だ。これにより、加賀市がクリエイターハブになることを目指している。
次に、山中温泉の施設活用に関する提案が講じられ、約4億8,000万円を事業費に計上することが議案として提出された。
議案第50号は、令和5年度加賀市一般会計補正予算で、補正額は7億6,040万円増額し、合計360億7,550万円となる。
市は観光や教育の取り組みを中心に多様な施策を実施する意向を示している。
その後、議案が全体的に審査される休会の決定が行われ、次回の会議は9月11日午前9時30分から予定されている。
以上の内容が本日の議会における重要な発表事項である。