令和4年12月15日の加賀市議会では、重要な議案が一斉に審議されました。
主な議題には、令和4年度加賀市一般会計補正予算や議員報酬改正案が含まれています。
特に、物価高騰への対策としての補正予算は、生活の安定化が求められる中で注視されています。
予算決算委員長の川下 勉氏は、補正予算案について、「市全体の電気料金は約1億円上昇する」との観点から情報提供を行いました。これに伴い、市内スポーツ施設と学校の電気機器に添付されている有毒物質、PCBsの処分についても確認され、3月末までの処分を計画しているとのことです。
また、議案第84号の加賀市一般会計補正予算に反対する意見も見られました。日本共産党を代表する一色眞一氏は、支援策が乏しい事を指摘し、「補正予算が貧弱である」と強調しました。市独自の支援策の必要性が強調されています。これに対し、中谷喜英氏や今津和喜夫氏などが賛成する意見を述べ、物価高騰やコロナ禍への対応を支持しました。
これに加え、議案第92号及び第93号に関する議員の報酬と給与に関しても急遽、議論が展開されました。議員報酬引き上げに反対する意見が上がる中、補正予算に新たな課題が見出させる声もありました。議会は県民の声に耳を傾ける姿勢が求められています。
加賀温泉駅の周辺整備についても論じられました。加賀温泉開業が1年と迫り、整備状況についての質疑が続きました。特に、公共交通の拡充が期待されていますが、遅れが懸念されています。林 俊昭氏は、「新幹線開業に向けた公共交通の再整備が急務である」と警鐘を鳴らしました。