令和5年第6回稚内市議会定例会が9月8日、開会した。
主な議題には、会期の決定、市長の一般行政報告、専決処分報告の承認、各種補正予算案、条例改正案、そして各会計の歳入歳出決算の認定が挙げられた。
市長の一般行政報告では、工藤広市長が4項目について説明した。
ビジネスの活性化を図るため、JR宗谷本線の調査や実証事業を開始したことを強調した。
この事業は、沿線地域の公共交通の維持と利便性向上を目指している。
また、市役所新庁舎建設の進捗を報告し、令和6年度に本体工事が開始される予定であると述べた。
さらには、フジドリームエアラインズによる稚内チャーター便の運航実績についても言及した。
供給体制の強化や観光プロモーションが振興されたことをアピールした。
特に、搭乗率は80%を超えるなど好評を博しているという。
報告第40号では、稚内南中学校サッカー部の全国大会出場に伴う補助金が追加される旨が報告された。
加えて、令和5年度各会計の補正予算案も提出された。
一般会計における補正予算額は12億9,144万円、特別会計は4,637万3,000円の追加が提案された。
また、報告第44号等も通じて、複数の損害賠償についても取り上げられた。
そのうち、報告第46号では資金不足比率について触れ、健全化判断比率が報告された。
次に、固定資産評価審査委員の選任として、松井眞実委員の再任が提案され、満場一致で決定された。
工事請負契約の締結案では、稚内中学校の建設等が挙げられ、契約金額が各々提示された。
今後、これらの議案は、特別委員会を設置し詳細な審査を受けることが期待されている。
会期は9月28日までの21日間と決定され、休会を含む審議が進められる予定である。