令和4年第7回稚内市議会定例会が開催された。
この会議では、会期の決定や市長の一般行政報告などが行われた。特に、市長の工藤広氏による報告は多くの議員の関心を引く内容であった。
一つ目の報告は市民訪問団の派遣に関するものであり、稚内市と友好都市である沖縄県石垣市、鹿児島県枕崎市への訪問が実施されたことが述べられた。特に石垣市では、全島を挙げてのお祭りに参加し、行政や議会が連携した交流が進められたことが強調された。
また、枕崎市への訪問では、地域特産品を活用した取組や教育現場との連携が進められていることが報告された。市長は、「今後もこれらの交流を深めたい」との意向を示した。
次に、コロナウイルス感染症の現状についての報告があり、特に小中学生の感染が多発している現状が伝えられた。市長は、ワクチン接種の重要性を訴え、各幼稚園や学校での接種促進を進める方針を示した。
さらに、新たな開業医の誘致についても言及された。市立稚内病院に勤務する藤井瑞恵医師が皮膚科開業に向けた準備を進めているとのこと。これは、市民の医療へのアクセス向上に寄与すると期待されている。
次に、ヤムワッカナイ温泉のグランドオープンが報告された。市が主体となり、公の施設として改修が行われ、多くの利用が期待されている。
さらに、全日本空輸とフジドリームエアラインズへの訪問結果も報告され、連携の重要性が指摘された。市長は、「航空路線の維持拡充に努めていく」と述べている。
最後に、市での各種大会の開催状況についても触れ、コロナ禍を経て、復活の兆しが見えてきたことが報告された。市長は、今後も各種大会の受け入れを進め、観光振興につなげたい意向を表明した。