令和5年第8回稚内市議会が開催され、様々な議案が審議された。
特に重要な議案としては、補正予算や給与改正に関する提案があった。
代表的な意見として、議員は市民の生活を意識した発言を行った。
日本共産党の佐藤由加里議員は、議案第87号等に反対する理由を詳細に述べた。
議案第87号の補正予算には、乳幼児医療費助成や学校保健特別対策事業などが含まれていた。
しかし、佐藤議員は、補正予算に給与引き上げが含まれることに懸念を示した。
常勤特別職の給与引き上げに関しては、人事院勧告に準じている点についても問題視している。
市民の暮らしは困難であり、このような手当引き上げが理解されないだろうと強調した。
さらに、議案第94号及び174号に関しても反対意見を表明した。
改正には、議員報酬の引き上げなどが盛り込まれており、これもまた不満の声を受けている。
一方、特別職の給与改正については、支持を得た様子も見られた。
議会では、すべての議案が原案通り可決され、多数決にて決定がなされる運びとなった。
審査報告は実質的に異論なしで進行し、その結果、原案可決の流れとなった。
佐藤議員の反対討論を受け、議長は討論を終結し、採決に移った。
この結果、議案は全て可決され年度末に向けて予算の確保が進む形となった。
最後に、議長は会議を閉じる意向を示し、令和5年第8回稚内市議会定例会は終了した。