令和5年第3回稚内市議会臨時会が開かれ、議長や副議長の選挙が行われた。
議長には鈴木茂行氏、副議長には伊藤正志氏がそれぞれ選任され、これにより議会運営が本格的に始まることとなった。
議長選挙では、出席議員の信任を受けた鈴木氏が当選し、議会の発展と市民福祉の向上に全力を尽くすと誓った。
鈴木議長は、「公正無私の立場を堅持し、議会のさらなる活性化に取り組む」と述べた。これに続き、副議長選挙でも伊藤氏が選ばれ、議会運営の安定が期待されている。
日程の中には、稚内地区消防事務組合議会の議員選挙も含まれており、ここでは横澤輝樹氏、中村公博氏、栃木潤子氏、相内玲子氏、佐藤由加里氏の5名が選任された。
さらに、各常任委員会の委員や委員長の選任が行われ、議会運営を支える基盤が整っていく様子が見受けられた。特に、総務経済常任委員会の委員長には吉田大輔氏が選ばれ、民生文教常任委員会には鈴木利行氏が選任された。
また、監査委員の選任も行われ、市長の工藤広氏から、岡本雄輔氏を適任とする提案がなされ、満場の賛同を得て選任された。岡本氏は豊富な経験を背景に、監査委員としての職責を果たすことが期待されている。
今回の議会は新たなメンバーによる初めての本格的な議論となり、党派の壁を越えた協力が求められている。議会の運営については、鈴木議長が「議員皆様と手を取り合って、共に発展していきたい」と意気込みを語ったことからも、今後の議会の活動に対する期待が高まる。