令和元年第6回稚内市議会定例会が開催された。
出席議員は17名で、岡本雄輔議長が会議の開会を宣言した。当日の日程には、市長の一般行政報告や各種予算の承認が含まれている。
市長の工藤広氏は、一般行政報告で観光客数の増加について説明した。
令和元年度上期の観光入り込み客数は39万4,500人で、前年より3.6%増であることが報告された。
また、外国人観光客数も増加傾向にあり、特に台湾や香港、アメリカからの観光客が伸びていると指摘した。
市長は今後も観光誘致に努める意向を示し、地域の魅力を引き出す取り組みの重要性を強調した。
公務関連では、補正予算案が一括上程された。一般会計は22億9,231万円の追加を含む予算修正が提案され、主な内容は保育所、交通路線維持費等が含まれている。特別会計や企業会計もそれぞれ増額の必要があり、全体で23億1,542万2,000円の補正が行われる。
他にも、稚内市名誉市民称号贈呈式についても話題に上がり、医療に貢献した横田愼一氏に称号が贈られ、地域医療の重要性が改めて認識された。
さらに、稚内市教育委員会委員の任命に関する審議や、地域防災訓練の実施報告も行われ、市長は地域住民との連携を深める意義を説明した。
最後に、議案第100号として、議員報酬に関する条例改正が提案されるなど、議会の運営事項も多岐に渡った。会は段階的に議案特別委員会に付託し、詳細審議を進めることが決定された。
これからも稚内市のさらなる発展を目指した政策が進むことが期待される。