令和4年1月17日に行われた第1回稚内市議会臨時会では、数件の重要な議案が審議された。
まず、会期について議論が行われ、議長の岡本雄輔氏が本日の会期を1日と決定した。
これに異議はなく、すぐに議事は進行された。
日程第2では、専決処分報告の承認に関し、企画総務部長の土門伸一氏が説明を行い、稚内市手数料条例の一部改正について述べた。これは、北海道建設部手数料条例の改正に伴うもので、住宅の質向上や取引環境の整備を目的としている。
改正は2024年2月20日から施行される。この専決処分について承認が求められ、質疑は起こらなかったため、承認の決議が採択された。
次に、日程第3では、令和3年度稚内市一般会計及び水道事業会計補正予算が提案された。
市長の工藤広氏は、コロナウイルスの影響を受けた新たな施策の必要性を強調し、市独自の支援策についても説明した。具体的には、住民税非課税世帯への特別給付金の支給や19歳以上の学生への支援が含まれている。一般会計については、5億9,130万円の追加が提案された。
また、水道事業会計では、災害による復旧工事に関連し、1,375万円の追加が必要とされる。
これらの予算案は、議案特別委員会に付託され、審査が行われた。
委員長に千葉一幸氏が選任されたことが報告され、審査の結果、議案は全て可決された。
その後、議長は報告第2号、議案特別委員会付託事件の審査の結果も議題にし、これに関する質疑は省略され、承認が得られた。終始、議運のスムーズな進行が特徴であり、特にコロナ秋の影響下における市の対応に対する議員の理解と協力が求められる場面が多く見受けられた。
議会は午前11時48分に閉会した。市にとって重要な幾つかの議案を承認するこの臨時会により、今後の政策実行の基盤が整えられたと言える。