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稚内市定例会: 防災対策と児童虐待問題が議論に

稚内市で行われた定例会では、防災対策や児童虐待についての質問が行われ、市長が対応策を示した。
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今回の定例会では、様々な市政に関する一般質問が行われた。特に注目される議題は、防災減災対策、児童虐待、そして公共交通の維持などである。これらのテーマは市民の安全や生活に直結する重要なものであり、市の方針や取り組みが問われている。

まず、防災減災対策については、鈴木利行議員(公明党)が質問を行った。議員は、日本全体で自然災害が激甚化している現状を指摘した。特に近年の台風や地震により多くの人命が奪われ、甚大な被害が発生していると述べ、防災訓練や自主防災組織の強化の重要性を強調した。市長の工藤広氏は、地域の防災力を高める必要があるとし、昨年実施された総合防災訓練についての評価を口にした。また、地域ごとの自主防災訓練が重要であると認識し、各地区への訓練計画の策定支援を進めていく意向を示した。

次に、児童虐待についての質疑が行われ、鈴木議員は本市における虐待相談件数の増加を問題視した。今年度の相談件数が過去最高を記録していると指摘し、虐待防止に向けた市の取り組みを問うた。工藤市長は、通告義務についての周知徹底に努めていると答え、不安が広がる現状に対して積極的な対策を講じる意思を見せた。

また、公共交通の維持についても議論され、稚内市の交通網の拡充が求められた。特に天北宗谷岬線において、市立稚内病院へのアクセスが不便であることが指摘された。市長は、「今後、運行経路の見直しや、交通ニーズの把握を行い、市民の利便性向上に努める」との方針を示した。

さらに観光業の振興についても言及があり、市が新たに観光客数の増加を目指す施策を進める必要があることが確認された。

議会開催日
議会名令和元年第6回定例会
議事録
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