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ロシアのウクライナ侵略非難決議案、稚内市議会で可決

稚内市議会がロシア連邦によるウクライナ侵略を非難する決議案を可決。市民支援に向けた予算も議論される。
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令和4年第2回稚内市議会が開かれ、主にロシアによるウクライナ侵略を非難する決議案が議題とされた。

議長の岡本雄輔氏が会議を開会した後、日程第1にて「ロシア連邦によるウクライナ侵略を厳しく非難し、平和的解決を強く求める決議」が提案された。横澤輝樹議員は、その発表で「北海道稚内市は、古くからロシアサハリン州と友好関係を築いてきたが、ロシアの行為は国際法を侵害するもの」と指摘した。

続いて、決議の具体的内容に関し、「このような行動はウクライナの主権を侵害するだけでなく、日本とロシア間の信頼関係にも重大な影響を及ぼす」と強調し、参加者の多くが賛同した。

また、議案第3号から第9号の予算特別委員会付託事件についても報告が行われ、佐藤由加里議員は一般会計補正予算案に反対する立場を示し、新型コロナ禍の影響を受ける市民に優先的な支援を求めた。彼女は特に、副港市場の港ギャラリー改修に6000万円が計上されていることを懸念し、今の状況では補正予算が市民生活への支援に回るべきであると主張した。

第3日程として市政に関する代表質問が行われ、伊藤正志議員は、看護職員確保の課題や新年度予算編成の考え方を問いた。特に稚内市立病院の看護職員の確保について、国の有効求人倍率や看護師離職率に関するデータを引き合いに出し、「看護職員の質を維持するための対策が急務」と述べ、その重要性について強調した。

新年度予算を巡る議論では、「国の過去最大規模の予算編成に対抗して、市も積極策が必要」と訴え、市民生活に対する影響を軽減するための政策が求められる場面となった。

工藤市長は、コロナ禍への対応に関して「予算策定にあたり市民の声をもとに様々な施策を検討している」と説明し、今後の予算編成に向けた戦略を示した。特に、看護職員不足の問題については、「病院経営への影響が顕著であるため、職員確保に力を入れる」と述べた。また、教員不足についても、教育長が「教員を育成するために地域と連携し、環境整備に努める」姿勢を示した。

議会開催日
議会名令和4年第2回稚内市議会
議事録
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