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稚内市議会、一般会計予算を可決 反対意見も続出

稚内市議会は令和4年度一般会計予算を可決したが、議員から反対意見が相次ぎ、その理由が示された。
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令和4年第2回稚内市議会が開催され、議案の審議が行われている。

主要議案として、一般会計予算、国保事業特別会計予算、及び保育所条例の一部改正が挙げられる。

佐藤由加里議員(日本共産党)は、一般会計予算について「保険料引き下げがあるが、窓口負担の増加は許されない」とし、予算案として提出された各議案に反対を表明した。特に国民健康保険税規程改正について、「全体で約1400万円の増税となる。これ以上の負担増加を強いるべきではない」と訴える。

また、保育所条例の改正案について、佐藤議員は「統合によって公立保育所の定員が減少し、保護者支援が不足する」と指摘し、公立を存続させる必要性を強調する。現行の港保育所解体事業にも反対し、議案第10号一般会計予算の反対理由として「新庁舎建設の立地が危険である」と述べた。

さらに、千葉一幸議員(志政会)は庁舎整備事業に対する反対の立場を示した。「現建設予定地は土砂災害警戒区域にあり、市民の安全を優先すべきだ」と主張し、十分な安全評価が必要と訴えた。また、「適切な手続きを踏む必要があり、透明性を要求する」とも述べた。彼は市民の意向として現庁舎敷地内での建設を求めた。

この後、審議が進む中で、議案は次々と審査報告を経て採決されていき、最終的には原案が可決された。

議長は、「議案は全て審議を終了した」と宣告し、定例会は閉会した。出席議員及び市民は、新年度の予算及び条例改正に伴う議案に注目する必要がある。

議会開催日
議会名令和4年第2回稚内市議会定例会
議事録
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