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新型コロナ影響に対する酪農業界の対応とJR駅存廃の議論

稚内市議会で新型コロナウイルス対策として酪農業界の支援やJR抜海駅の存廃について議論。市長は交通手段の確保を強調。
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令和2年第4回稚内市議会が開催され、様々な市政に関する一般質問が行われた。

本会議では、特に新型コロナウイルスの影響を受けた酪農業の対策が議論された。吉田大輔議員(市民クラブ)は、感染者が発生した場合の緊急避難体制について質問を行った。工藤広市長は、公共牧場での受入れ体制について、約1,200頭を受け入れる能力があり、現在の受入れ状況も報告した。感染者が発生した場合の支援体制についても国のガイドラインに基づいて進めると述べ、引き続き連携を深めていく考えを示した。

次に、JR抜海駅の存廃についての質問があった。吉田議員は、無人駅の廃止について地元住民の反応を問い、工藤市長は地域住民の足の確保が重要であると強調した。現在の利用状況やその将来についても触れつつ、現在利用している高校生や高齢者の数などの情報を提供した。自治体によって廃止か存続かが議論される中で、地域の交通手段の整備について引き続き検討する必要性を訴えた。

また、樺太記念館とみなとギャラリーの今後についても質問があり、特に樺太記念館が果たしている役割とその存続意義についての意見が求められた。市長は、文化財としての重要性を認識し、地域の歴史を保つ必要があるとの見解を示した。

新型コロナウイルスの影響により、日常生活や地域の活性化が難しい現状において、今後の対応策の充実が重要であるという認識が共有された。市民の健康や安全を第一に考える施策が求められ、地域の交通網や文化的財産の維持に向けた議論が一層深められることが期待されている。

議会開催日
議会名令和2年第4回稚内市議会
議事録
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