令和6年第1回稚内市臨時会が開催された。
この会議では、令和5年度稚内市の一般会計補正予算案や手数料条例の改正が議題に上がった。
議長の鈴木茂行氏は "本日の出席議員は17名であり、会議は成立した" と報告。
議事の日程に基づき、まず会期の決定があり、他の議題を進めることが承認された。
特に、議案第1号の一般会計補正予算案は、物価高騰対策や賃上げ促進のための措置を含んでおり、市長の工藤広氏は "市民の生活支援を考慮した" と述べた。
補正予算の総額は、2億7,512万6,000円となり、その内訳には低所得世帯への給付金支給や地域商品券の発行が含まれている。
購買力の低下が懸念される中、これらの施策が市民生活を支える一助となることが期待されている。
加えて、議案第2号の手数料条例の一部改正も、効率的な行政運営を目指し可決された。
この改正は、運営コストの見直し等を通じて市民へのサービスの質を向上させることが目的であり、今後の影響が注目される。
工事請負契約に関する議案第3号も提出され、契約金額の増額が必要となった理由について企画総務部長の田中克良氏が説明。
既存工事の状況や、人員の追加配置などを考慮し、契約金額が増えることになった。
最後に、特別委員会からの審査結果報告が行われ、議案第1号および第2号は可決された。
この結果、臨時会の付議議案は全て審議を終了し、鈴木議長は "次回の開催に向けた準備を進めたい" と発言し、閉会の宣言を行った。