令和2年第5回稚内市議会臨時会が開催された。市内の新型コロナウイルス感染症対応を含む諸議案が審議された。
会期は本日のみであると決定し、全出席議員16名が了承した。特に重要視されたのは、一般会計補正予算案である。工藤広稚内市長は、新型コロナウイルスの影響による経済回復を目指す施策を強調した。
この補正予算案には、稚内地域商品券の発行を通じて市内経済の活性化を図る事業が含まれている。プレミアム分として40%を上乗せした地域商品券の発行が行われ、市民を対象にしたお出かけキャンペーンも計画されている。
また、観光業の支援や防災備蓄体制の強化を目指して経費が計上されている。全体で一般会計が4億6,373万2,000円、企業会計が3,860万円の合わせて5億233万2,000円の補正を行うことになる。
次に、エゾシカやアライグマなどの駆除に関する請願が審議された。この請願は、地域の農業や生態系への影響を考慮し滞りなく承認された。これにより、持続可能な地域管理が進められることが期待されている。
最後に、市長は新しい生活様式への対応を呼びかけつつ、議会の協力を仰ぎ、地域経済の回復を促進する意向をアピールした。すべての議案は可決し、会議はスムーズに閉会された。」「