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稚内市議会、信頼回復へ市政の方針確認

稚内市議会が開催され、市長が教育職員の逮捕に対する謝罪をし、今後の信頼回復に全力を尽くす姿勢を表明。
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令和4年第2回稚内市議会が開催され、市長が特別発言で教育委員会職員の窃盗事件を謝罪した。事件は市職員として信じがたいものであり、市民への影響をお詫びした。非難が寄せられる中、工藤広市長は、今後の信頼回復に全力を挙げると述べた。

市議会では会期が19日間に決まり、続いて市長による一般行政報告が行われた。令和4年度成人式の開催、ワクチン接種の進捗状況、各種支援金の執行状況等が報告された。また、再生可能エネルギーに関する取り組みも強調され、地域内でのエネルギー自己託送の効果が期待されているとした。

さらに、令和3年度の補正予算案が上程され、稚内市温水プール水夢館の運営管理の変更や、新型コロナ感染防止のための支援策が含まれた。この中には、自己破産した指定管理者の取り消しに係る経費についても盛り込まれ、多岐にわたる予算計上がなされる。

市政執行方針演説で工藤市長は、これまでの11年間の成果を振り返りつつ、今後の課題について言及した。特に、コロナ禍での課題や地域の人口減少、高齢化問題に対しても直面している。市民に対する約束として、教育や医療体制の維持を掲げ、具体的な施策が求められている。

教育長の表純一氏も教育行政について言及し、教育委員会の役割と地域との連携を強調した。新型コロナウイルスによる影響を踏まえながら、誰一人取り残さない教育を実現するための支援策を計画、実施するとの方針が示された。

令和4年度の各会計予算案については、一般会計252億2900万円を計上し、民生費や教育費が重視される中、全体的には予算規模の減少が見込まれることに触れた。市長は地域振興や環境対策、子育て支援など、今後も市民と共に進めていく意向を示した。

議会開催日
議会名令和4年第2回稚内市議会定例会
議事録
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