令和2年第3回稚内市議会臨時会が開催された。
新型コロナウイルスの影響を受けて、議案がいくつか提出された。
この臨時会では、一般会計補正予算など重要な議案が扱われた。
まず、議案第42号令和2年度稚内市一般会計補正予算が提案された。
川野忠司副市長は、新型コロナウイルス感染症への対応として、失業者の緊急雇用対策や、子育て支援経費の必要性を強調した。
補正予算の総額は5300万8000円に達し、市民生活を支える内容となっている。
続いて、議案第43号と第44号についての議論が行われた。
総務部長の山崎智氏は、常勤特別職の職員給与削減を含めた条例改正について説明した。
新型コロナの影響を考慮し、市長の期末手当は15%削減されるなど、給与に見直しが行われる。
また、税条例の改正についても、新型コロナウイルスに関連する固定資産税の特例措置が説明された。
家屋取得における課税特例や軽自動車税の特例期間延長が含まれる。
次に、議案第45号では工事請負契約の締結が提案され、まちづくり政策部長の渡辺直人氏が詳細を説明した。
契約金額は1億7820万円であり、緑・富岡環状通の道路改良工事が含まれる。
最後に、議案第46号では議員報酬に関する条例が見直され、議員の報酬も改正されることとなった。
各議案については、いずれも迅速に可決された。
今臨時会は、重要な議案が全て処理され、無事に閉会を迎えた。