令和2年根室市議会は、3月2日に3月定例月議会を開会した。市長の行政報告では、新型コロナウイルス感染症への対応が重要な議題として取り上げられた。
石垣雅敏市長は、「皆様の健康を守るために全力を尽くす」と述べ、感染拡大防止に向けた施策を強調した。具体的には、市内における情報の透明性を保つことや、予防策を徹底することがとりあげられた。
続いて行われた議案の審議では、令和2年度予算や教育補助金に関する補正予算が主な議題となった。特に教育費に関しては、情報通信技術(ICT)を活用した教育環境の整備が提案された。教育長の寺脇文康氏は、「这年度の予算は、特別支援教育の推進を含み、全ての子どもに良質な教育を提供することを目指している」と述べた。
また、議会運営委員会委員長の滑川義幸氏は、一般質問の受付について説明し、質問通告の締切が3月3日であることを確認した。その後、全議案の可決が行われ、予算に関する議論は続いた。
市長は、「健全な財政運営を維持しながらも、教育や福祉に必要な施策を進めて行く考えだ」と強調し、市民と協働で難局を乗り越える姿勢を見せた。さらには、北方領土問題についても言及し、地域資源の活用を図るための施策も追跡していくと言及した。
この定例議会は、3月19日までの期間が定められ、引き続き新型コロナウイルス対策の重要性が改めて認識された。議会では、基づいた施策が市民の生活に寄与することが期待されている。