令和3年3月2日、根室市議会が3月定例月議会を開いた。
出席議員は17名であり、本日から3月22日までの21日間の議会期間が設けられた。
会議の冒頭では、議長の本田俊治氏が開会あいさつを行い、会議録署名議員に滑川義幸氏と久保田陽氏を指名した。
続いて、議会事務局からの出席状況報告があり、出席者数は17名であると示された。
次に、議会運営委員会からの報告が行われ、今議会で審議される議件数は39件、代表質問と一般質問の日程は3月3日午後3時までとされた。
特に、令和2年度に関わる補正予算については、本日の本会議で先議されることが決定した。
市長、石垣雅敏氏は市政方針に関する発言を行い、コロナウイルスの影響を強調した。
「喫緊の課題解決に向け、感染症対策を最優先アジェンダとして取り組む。」と述べ、地域の安全・安心な生活の重要性を訴えた。
重視されるべき施策には、感染症対策や産業経済支援、防災・減災対策、北方領土問題への取組が挙げられた。
水産業の振興による新たな支援制度の創設も強調され、漁業振興が地域経済回復の鍵であるとの認識が示された。
また、教育長の寺脇文康氏も登壇し、教育行政の基本方針を発表。「子供たちが社会を生きる力を育む教育を充実させる。」とし、地域全体で学び合う環境づくりの重要性を述べた。
特に、コロナ禍における新たな教育施策の必要性が強調された。
各議案については、令和2年度の一般会計補正予算として1億220万5,000円の追加が提案され、飲食店支援や水産業支援など、幅広い分野にわたる補助金が設定された。
その他、健康保険や介護保険に関する特別会計の補正予算も審議された。
これらの議案は全会一致で可決され、議事は順調に進行した。最後に、議会は次回の3月11日午前10時からの会議を告知し、散会した。