令和2年9月18日、根室市議会で定例月議会が開催され、予算審査や議員定数の見直しが議題に上がった。
出席議員17名は、議案第64号から議案第69号について、予算審査特別委員会委員長の足立計昌氏より審査結果が報告された。足立氏は、これらの議案は原案通り全会一致で可決されたと述べた。
次に、議案第60号から第63号に関しても全会一致で可決され、総務常任委員会の委員長、五十嵐寛氏からその報告があった。さらに、文教厚生常任委員会の工藤勝代氏と産業経済常任委員会の波多雄志氏も、それぞれの議案を全会一致で可決したと報告した。
重要な論点の一つである根室市議会議員定数の見直しについて、議案第73号が提案された。この議案は、議員定数を18人から16人に削減する内容であった。
提案者である田塚不二男氏は、減数の理由として議会の効率性向上を挙げたが、反対意見も多く聞かれた。橋本竜一氏は、減数に賛成する声を聴く中でも、議会の役割はますます多様化していると訴えた。
久保田陽氏も同様に、活動の必要性から現行の17人を維持すべきだと主張した。議員内での活発な議論の結果、多数派が提案された原案に賛成し、最終的に議案は可決された。
また、令和元年度の一般会計及び特別会計決算についても、特別委員会を設置し議案を付託することが決定され、選任された委員名簿も承認された。
今回の議会では、定数削減を巡る議論が注目を集めたが、やはり議会のサポート体制や市民との関係強化について意見が交わされた。なお、次回10月2日の本会議は午後3時に開催されることが告知され、散会となった。