令和3年5月17日、根室市議会にて緊急議会が開会された。
本会議は、主に3つの議案を審議するために召集されたのだ。
議案の内容は、管理面や安全面に直結する重要なものである。
議長の本田俊治氏は、「本日は休会の日でありますが、議事の都合により、緊急議会を開会いたします」と述べ、会議を開始した。
続いて、市議会の出席状況が報告され、16名の議員が出席、1名が欠席していることが確認された。
続いて、石垣雅敏市長が「市内における新型コロナウイルス感染症の状況について行政報告」を行った。
連休中の人の移動増加により感染者数が増加し、医療体制が逼迫していると強調した。
また、緊急事態宣言の発出を受けて、公共施設の休館や各種事業の中止を決定したことも報告した。
次に、議案第48号の審議が行われた。市民福祉部長の齋藤博士氏が、じん芥焼却場整備工事請負の契約について説明した。
入札の結果、JFエンジニアリング社が落札したことを報告し、議会の承認を求めた。
提案に対して質疑は行われず、原案のとおり可決されることとなった。
続いて、議案第49号、財産の取得が議題に上がった。
同じく消防長の鈴木敏一氏が、30年経過した救助工作車の更新について説明した。
この件も同様に質疑はなく、可決される運びとなった。
最後に議案第50号の審議も行われ、消防緊急通信指令設備機器の更新を提案した。
鈴木氏からの提案も特に質疑なく通過し、議事は締結された。
議長は、「以上で全ての議案について終了いたします」と述べ、会議を閉会した。
この会議は、コロナ禍の影響下での緊急対応に向けた重要な議論が行われたことが特徴であった。