令和3年9月17日、根室市議会の定例会が開催され、議長および副議長の選挙が行われた。
議長には田塚不二男氏が選ばれ、その後、議長としての所信を述べた。田塚議長は新型コロナウイルス感染症対策に取り組み、市民の命と生活を守るため支援策を進めていく考えを示した。さらに、地域の課題に真摯に向き合い、産業振興や福祉、医療などの充実に向けた取組を推進する必要性を強調した。
次に、選挙によって工藤勝代氏が副議長に選任され、この役割の中で議会改革と透明性の向上に努める意向を示した。工藤副議長は、昨今の人口減少や新型コロナウイルスによる経済的不安に真摯に対処しなくてはならないと述べた。
次に会期については、本定例会は2021年9月17日から2022年8月31日までの349日間と決定された。議会は定例的に行われ、地域のニーズに応えた施策を前進させることが必要だと認識されている。
議案第69号として「北方領土・水産対策特別委員会の設置」が提案され、全会一致で可決された。この委員会は、地域における北方領土問題や水産業に関連する課題に対して取り組むためのものである。議事の進行において、議員たちは市民の期待に応える議会の実現を目指す決意を新たにした。
加えて、議案第70号である監査委員の選任も承認され、五十嵐寛氏が新たな監査委員としての役割を果たすことになった。これは、地方自治法に基づき議会の同意を受けたものであり、今後の監査業務への影響が期待されている。
最後に、休会日程が議題となり、9月18日から10月4日までの休会が決定された。議会は次回10月5日に開かれる予定で、今後の議会活動に向けた準備が進められる。