令和5年6月23日、根室市議会の定例月議会が開催された。
主な議案の審議が行われ、全ての議案が原案通りに可決される結果となった。
今回の議会では、特に農業委員会の委員任命や再生可能エネルギーに関する意見書など、地域の重要課題が取り上げられた。
議案第62号から第64号の3件は予算審査特別委員会で審査され、「全会一致で可決すべき」との報告が行われた。委員長の五十嵐寛氏は、「審査の結果に特に異論はない」と述べた。
続いて議案第59号から第65号の合計4件も一括審議され、総務経済常任委員会の委員長久保田陽氏が、「審査は問題なく進行し、全会一致で可決された」と強調した。
さらに、日程第3では副市長の竹本勝哉氏が農業委員会委員の任命について説明し、現在の11名のうち8名が再任であることを明らかにした。新たに3名が委員に選出されることとなったが、地域の農業振興に貢献が期待されている。
次に、議案第66号について、遠藤輝宣氏が議員の請負状況に関する条例案を紹介。これは透明性の確保に寄与するもので、原案通りに可決された。
意見書案第4号では「再生可能エネルギー発電施設の設置に関する法整備」が議題となり、無事に可決された。
意見書案第5号から第8号に関しては、工藤勝代氏が地方財政の充実を求める内容を説明し、原案通り可決される見込みとなった。特に義務教育の予算確保が焦点となった。
最後に、鈴木一彦氏が提出した意見書案第9号から第11号の合計3件も採決が行われ、全て原案通りに可決されたことが確認された。
田塚不二男議長は、「今回の議会での全議案の可決は、市民の声に応える形で進めるべき」とまとめ、議会を終了した。