令和3年3月22日に行われた根室市議会の定例月議会では、さまざまな重要議題が議論された。特に、請願第1号の趣旨採択が決定されたことが注目を集めている。
この請願は、根室市の巨大地震及び津波に備える防災・減災政策の強化を求めるもので、総務常任委員会の五十嵐寛委員長がその審査過程を詳細に報告した。委員長は、特に実現性や優先性について指摘し、趣旨のみの採択という結果に至ったと強調した。
続いて、日程第2では、議案第7号から議案第25号までの19件が議題に上がり、全会一致で可決された。文教厚生常任委員会の工藤勝代委員長は、15件の議案について審査結果を報告し、その内容も満場一致で採決された。また、議案第21号も産業経済常任委員会より全会一致で可決された。
各予算審査特別委員会報告では、議案第26号から第36号までの11件が一括で議題となり、これに関しても全て原案通り可決した。特に、一般会計予算については、四日間に渡り審査が行われ、その結果も満場一致で原案が承認された。
最後に、議会運営委員会の滑川義幸委員長が提案した意見書案第1号では、米の需給改善策を求める内容が審議された。議会は広くこれを可決することに同意した。
議長の本田俊治氏は、議会の運営状況を振り返り、協力に感謝の意を示した。市長の石垣雅敏氏は、提案された予算案に対して議員からの多くの意見を真摯に受け止め、市政の推進に努めることを約束した。これら一連の審議後、議会は次期の会議を6月15日と決定し、休会に入った。