根室市の令和5年2月定例月議会が3月20日に開かれた。
議題には議案第12号から議案第30号、さらに議案第49号及び議案第50号など合計21件が含まれていた。
各常任委員会から報告された結果、議案はほぼ原案通り承認されたことが明らかになった。特に目を引いたのは、予算関連の議案が全会一致で可決された点である。
総務経済常任委員会の委員長である久保田陽氏は、付託された各議案の審査結果を 説明し、審査過程での重要事項にも触れた。彼は「条例案を審査する際は、上位法令と矛盾しないよう精査を」と強調した。
続いて、文教厚生常任委員会委員長の橋本竜一氏が8件の議案について報告。全ての議案が原案通り可決されたと述べ、会議は活発な議論の下で進行したことを示した。
その後、一般会計予算審査特別委員会委員長の五十嵐寛氏が、審査の経過を報告し、1件の議案が全会一致での可決に達したことを明らかにした。彼は、委員会運営においての苦労を語りながらも、協力に対する感謝の意を示した。
北方領土対策監の谷内紀夫氏が退職の挨拶を行い、地域間交流や北方領土返還運動についての考えを述べた。コロナ禍と国際情勢の影響であるが、彼は未来に向けての希望を述べ「地域間交流の実現を期待している」と語った。
最後に、議長の田塚不二男氏が二月議会の終了宣言を行い、次回の議会日程である6月20日を指定した。議会は今後も市のために全力を尽くす姿勢を確認し、無事に閉会した。