令和4年の根室市議会10月定例月議会が、11月8日午前10時に開会した。
この議会では重要な議案が数多く審議され、特に議案第76号及び議案第77号に関して満場一致で可決された。また、認定第2号から第9号までの計10件も無事認定され、議会全体での合意が得られたことが確認されている。
議長の田塚不二男氏は開会挨拶の中で、議会運営委員会が提案した、一部議事日程の延長についても触れた。議会運営委員会委員長の遠藤輝宣氏は、議事の進行に関する申告を行い、「議会期間を10月13日から11月21日までの40日間に延長する」と報告した。
続いて、各事業・特別会計決算審査特別委員会委員長である永洞均氏が審査結果を説明。議件については、誤りなく審査が終わり、議案第76号及び第77号はそれぞれ可決されたことが強調された。特に、会議を通して議論された事項は、報告書に配付されており、議員たちの真剣な取り組みがうかがえる。
その後、日程第2の意見書案第14号が上程され、「国土強靱化に資する道路の整備等に関する意見書」として提出者が説明。議長は質疑がないことを確認し、これも原案の通り可決された。
次に意見書案第15号が従い、提出者の工藤勝代氏により「道教委『これからの高校づくりに関する指針』を抜本的に見直し、すべての子どもに豊かな学びを保障する高校教育を求める意見書」の説明が行われ、また採決は賛成多数により可決された。
最終的に議題となった意見書案第16号は、鈴木一彦氏が「世界平和統一家庭連合の霊感商法など被害者救済及び政治との癒着究明を求める意見書」として提案した。この意見書も賛成多数で可決され、全ての議題がスムーズに処理された。
議会は今後、11月21日に次回会議が予定されている。この日は午後1時30分から本会議が行われるため、議員たちには定刻までの参集が求められたと報告されている。議会は、執行機関の厳格な監視と市民への情報公開を心がけて今後の運営に臨む。