令和3年7月1日、日高町議会の7月会議が開かれ、複数の重要な議案が審議された。
会議の冒頭、議長の西尾英俊氏が開会を宣言し、その後、議事日程が報告された。
最初の議題は会議録署名議員の指名で、門別初男氏と佐藤はなえ氏が選ばれた。
続いて行われたのは行政報告で、町長の大鷹千秋氏が新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況を説明した。
65歳以上の初回接種は78%に達し、接種が進んでいることを強調。このほか、59歳以下の接種予定や、町内の高校生の接種についても言及された。
大鷹町長はまた、JR北海道からの支援金についても触れ、公営交通の維持とまちづくりへの活用計画を説明。
支援金合計は9,211万円で、地域活性化事業や通学支援事業などに使われる見通しだ。
その後、議案第1号が審議され、行政手続きに関する手数料条例の改正が提案された。
住民生活課長の種田智子氏が、改正の趣旨を説明した。改正案は承認され、可決に至った。
次に、議案第2号、公営住宅新築工事契約についての説明が行われた。
管財建築課長の柴田哲氏が新栄団地の工事内容を報告し、契約金額が9,350万円であることを確認した。質疑もなく可決された。
最後に、議案第3号、一般会計の補正予算についても説明され、6月の大雨による復旧費が盛り込まれた。災害復旧に必要な700万円が追加されることが承認された。
すべての議案が無事に可決された後、議会は休会に入ることが決定された。
議長は質疑応答の場を設け、積極的な意見交換が行われる充実した時間となった。この後の議会は9月の日程まで休会となり、出席議員への労いの言葉が述べられた。