令和6年4月22日、日高町議会が開催された。議事日程においては、行政報告や予算案、条例改正案など幅広い議題が扱われ、重要な決議が行われた。
最初に、教育長の武田啓嗣氏が行政報告を行った。報告の中で、北海道代表として選抜された富川小学校の生徒たちの活躍が紹介された。特に、白石瑛太郎さんは大会で優勝し、田村陽輝さんも準優勝の成果を上げた。また、日高中学校の関本航大さんも全国大会で良好な成績を収めた。
続いて、専決処分の報告があり、下水道マンホールの事故による損害賠償について議論された。水・くらしサービスセンターの広中一好所長は、事故が発生した原因について、経年劣化によるものであり、特に地震後の影響があったと述べた。議員の真壁悦夫氏が地域の点検体制について質問し、他の箇所の管理についても注意を払うべきだと強調した。
一方、令和6年度の一般会計補正予算については、主にスクールバスの購入と移動図書館の更新に焦点が当てられた。企画財政課長の林谷昌美氏は、スクールバスが9路線で運行されていると説明、地域の交通問題についての重要性を語った。また、教育委員会の管理課長の湯村篤司氏は、移動図書館の新車購入について説明を行い、利用供給を進める必要性を訴えた。
さらに、日高町税条例改正や国民健康保険病院事業会計の補正予算も承認された。特に、病院事業の経営に関する質疑が相次ぎ、真壁悦夫氏が患者数の減少に対する懸念を表明した。町長の大鷹千秋氏は、経営改善に向けた施策を推進していく考えを示した。
最後に、企業・団体献金を全面禁止する意見書が審議され、審査結果は否決となった。この件については、委員会の中での意見集約により結論が導かれた旨の報告がなされた。会議は11時36分に散会した。