令和元年11月20日に開かれた日高町議会では、主に行政報告と各種報告が進行された。
町長の大鷹千秋氏はまず、年金生活者支援給付金の誤送付について説明した。これは制度開始にともなうもので、誤って通知された町民へのお詫びとして文書を送付したことを強調した。
また、11月12日のJR日高線に関する会議についても言及した。鵡川様似間の不通問題を受け、7町の間で公共交通についての協議が整わず、全線バス転換に向けた個別協議を行うことに決定した。町長は、実態に即した合理的な判断であると強調した。
別の重要なトピックは、日高町立日高地区生活支援ハウス日高せせらぎ荘での過大徴収問題。町長は、過去の利用料計算に誤りがあったことを認め、該当者への返還手続きと再発防止策を講じることを保証した。これに関して、互野利夫議員が過去よりも誤った計算に至った理由を質し、関係者の責任についても言及した。
加えて、生活支援ハウスの日高せせらぎ荘利用料の過剰徴収も問題となった。この件で町長は、今後は誤りを防ぐために詳細な確認を徹底し、マニュアルを整備する方針を示した。
議会は全体を通して交通問題、住民健診や地域振興にも焦点を当て、多くの住民の意見を反映させる場となった。議員たちは、公共交通の需要と改善に向けた具体的な対策を求める声を強めた。更に、生活支援制度の改善や、災害時の住民安全に対する意見も多く出された。
特に注目されたのは、JR日高線の問題を巡る議論。議員たちは交通手段の確保が地域に及ぼす影響の大きさを訴え、地域の声が反映されるような議論が続けられることが期待される。
今後の日高町議会も、住民が共に考える場として成長することが期待される。