令和元年日高町議会6月会議は、6月17日午前10時02分に開議された。
会議では、会議録署名議員の指名から始まり、議長が日程について報告した。続いて、諸般の報告として監査委員の例月出納検査結果が配付され、その他郵送による陳情一覧も配布された。この後、町長や教育長による行政報告が行われた。
町長の大鷹千秋氏はホッカイドウ競馬と漁業について報告を行った。ホッカイドウ競馬については、令和元年今年度の春のケイバまつりが好評だったと述べ、競馬場の発売成績が前年比130%の好調なスタートを切っていることを強調した。また、北海道胆振東部地震の影響にもかかわらず、6年連続で黒字の見通しであることも報告した。漁業の状況については、漁獲量が前年対比16.6%減少したが、特定種の漁は増えている点を指摘した。
教育長の武田啓嗣氏は日高ジュニア卓球クラブの活躍を紹介した。吉本はな選手の全道大会での優勝や全国大会出場が決まるなど、生徒たちの頑張りを讃えた。このように、行政報告では町の様々な取り組みと成果が紹介された。
一般質問では、工藤守弘議員が職員人事評価制度と行政組織に関する質疑を行い、業務の合理化と群制の成果と課題について議論した。さらに、梅木聡議員は教育長への質問を通じて、教育現場での議論を促した。これに対して、教育委員会は教員の評価制度を強化し、教育の質を向上させるためのさらなる取り組みが必要であると認識している。
一方、白石典昭議員は、町の施策への住民参加の重要性を強調し、意見や要望を取り入れるための方法として町民との対話を促進した。町民参加の仕組みが整備されることで、より良いまちづくりが進められることが期待される。
議会の進行中、一定の要望や質問が寄せられ、多くの議論が交わされる中で、行政と町民の協働を深め、様々な課題に取り組んでいく重要性が再確認された。今後の課題として、学校教育や地域振興に対して町民の意見を取り入れ、今後の施策に活かしていくことが求められる。