令和5年3月29日、日高町議会は、令和5年3月第2回会議を開催しました。
議会では、議案第1号の工事請負契約変更と議案第2号の一般会計補正予算が審議されました。議長の神保一哉氏が会議を取り仕切り、出席議員は14名となっていました。
最初に、工事請負契約の一部変更が議題として扱われ、地域経済課長の小野寺孝氏が詳しい説明を行いました。内容は、災害復旧工事における設計変更に関するもので、追加工事としてコンクリート間詰め工が必要となることが伝えられました。変更後の契約金額は1億334万5,000円となり、1,094万5,000円の増加が見込まれています。
この契約変更に対し、互野利夫氏が質疑を行い、具体的な施工状況について質問しました。ふたつの重要な点は、コンクリート間詰め工が設計変更として必要な理由と、道費河川との関連についてです。互野氏は、「指摘された通り、沙流川内の工事では撤去の可能性はなく、現場の状況が重要です」と語り、この工事が川に与える影響について懸念を示しました。
議案第2号では、一般会計補正予算の審議が行われ、企画財政課長の林谷昌美氏が詳細を説明しました。主な内容は、有害鳥獣駆除事業の補正と地方消費税交付金の確定によるもので、歳入と歳出それぞれ854万4,000円の追加が求められています。これにより、歳入歳出予算の総額は130億3,356万3,000円になる見込みです。
議論の末、議案第1号と議案第2号はそれぞれ賛成多数で可決されました。また、議会は新たな定例日の前日まで休会を決定し、散会したことが報告されました。今回の会議を通じて、町の予算管理や施策についての理解が深まり、議員同士の活発な議論が行われたことが印象的でした。