令和3年3月の会議で日高町議会は、令和3年度予算案の審議を行った。
議案では、一般会計や特別会計など多岐にわたる予算が提案され、議員たちの質疑が行われた。特に注目を集めたのは、日高町一般会計予算の内訳であり、住民福祉に直結する各種サービスの維持と拡充を目的とした施策が盛り込まれている。
互野利夫議員は、一般会計予算の中の「地域会館運営費補助金」が昨年度50万円から112万4,000円に増額された理由について質問。
住民課の藤本寛朗氏は、屋根の修繕費などの必要性から増額したと回答した。
さらに討論は進み、厚賀地区での負担金補助が昨年度よりも減額されたことに関しても議論が交わされた。これに関連し、農作物の支援についての議論もあり、地域福祉の観点からの補助金の在り方が焦点となった。また、教育福祉予算に関しても発言が相次いだ。
特に父母や地域の関心が高いとされる教育への投資が重要視され、就学準備事業や、フッ化物洗口事業の効果についても言及された。これらの施策は、町民の健康と教育水準の向上につながると期待されている。
議会では日高地区会館の運営費や、国民健康保険などの地域福祉の充実が特に強調され、財政運営の透明性とともに各種サービスの重要性が再確認された。更には、地域活性化のための国や北海道との連携の必要性も提起され、今後の施策に影響を与えることが期待される。