令和2年9月9日、令和2年日高町議会が開催された。この日は、重要な議題として行政報告や一般質問が取り上げられた。
町長の大鷹千秋氏が、第一次産業についての報告を行った。水稲の生育は平年並みであり、特に軟白長ネギやピーマンは前年と比較して出荷額が好調であった。一方で、漁業は新型コロナウイルスの影響で漁獲量が前年より減少し、厳しい状況にあることが報告された。
また、「とねっこの湯」については、最近のクーポン券の不正流出問題が取り上げられた。議員からは、業務上横領の疑念が呈され、入浴券制度の見直しの必要性が求められた。発言を引き出したのは真壁悦夫議員であり、うっかり管理体制が緩んでいたのではないかと問題提起した。住民課長は、その経緯を説明し、これまでの流れに問題があったことを認めたが、会社の責任や弁済に関しては慎重な姿勢を見せた。
さらに、「JA門別厚賀店」の閉店についても協議が行われた。議員からは、町としての購入支援や周辺住民への影響などの意見が出されたが、町長は民間企業だから町が直接的に援助することは困難との見解を示した。ただし、買物ができなくなる住民への足の確保については、バス運行などで対応を検討するとした。
最後に、地域の成人式の開催については、感染状況を見守りながらも開催方針で進める意向が示された。教育長からは、事前の周知と準備が重要とされ、町民の理解を得るよう努めていくと強調された。