令和3年12月9日、日高町議会において、町の防災対策及び選挙に関する状況が報告された。
特に注目されたのは、海岸部の避難路や避難所の整備状況である。町は、富川、富浜、門別本町、豊郷、清畠、厚賀地区の避難路を整備し、夜間太陽光発電による街灯を設置していることが報告された。また、避難所については、収容人数の確保と生活必需品の備蓄が行われていることも強調された。具体的には、富川高等学校の収容人数は445人であり、門別総合町民センターでは1,560人が収容可能である。
さらに、津波の到達時間や基準水位に基づく避難訓練が実施されており、各校はそれぞれの避難経路を策定している。特に、富川小学校では3階に避難する旨が報告された。教育委員会によると、実施された避難訓練は生徒にとって現実の危機管理に役立つものであり、今後も継続的に行われる予定である。
選挙に関連しては、最近の衆議院議員総選挙での投票率が、全体の64.53%であり、特に富川北地区が最も多くのお年寄りからの投票を得ていることが指摘された。投票所の統合については、国からの通知に従い、近接投票所の検討が進められている。
また、啓発活動については、防災教育が実施されており、今後も避難訓練や啓発イベントが計画されている。特に、教育の重要性が強調され、全ての子供たちに対して平等な教育環境を提供することが議論された。今後、投票率向上に向けて、期日前投票所の増設を検討する必要があるとされている。
全体的に、日高町は防災対策と選挙に関する施策を着実に進行させており、地域住民の意識向上を図っている。次回の選挙管理委員会では、これら施策の検討がさらに進むことが期待されている。