令和5年3月13日、日高町議会はさまざまな議案を審議し、一般会計予算もそのひとつである。提案された令和5年度日高町一般会計予算について、議会では活発な質疑が行われた。
予算総額は令和5年度の日高町の施策を進めるための重要な基盤である。これに関連して、議員の小園暁子氏は社会福祉総務費の人工透析患者送迎サービスの内訳に疑問を呈した。これに対し、子育て健康課の奈良匡氏は、「この委託料は、人工透析が必要な患者を門別国保病院へ送迎するためのもので、維持管理費も含まれている」と詳細を説明した。
議案の中には、国民健康保険に関連する事業も多く、互野利夫氏からは新たに必要なサービスの導入についての質問が寄せられた。町長の大鷹千秋氏は、「今後日高町としてもきめ細やかなサービスを提供していくため、必要な業務を見直しながら検討していきたい」と表明した。また、介護保険事業に関しては、山口賢一氏が「今後、増加する高齢者に対応するための予算確保が必要」と述べ、対策を進める意向を示した。
さらに、日高町の施設における修繕・改修についても議論があった。議員たちは、特に日高国保病院や日高町営住宅における劣化した施設の早急な改修の必要性を訴えた。行政側は、今後の財政状況を踏まえて最適な対応を検討すると述べていた。
このように、令和5年度日高町一般会計予算は多岐にわたる議題を包括しており、日々の町民生活に直結する事業が多数あることが確認された。議会は町民の意見を反映させるため、今後も負担の軽減やサービスの質向上に向けた取り組みを続けていくのが期待される。