令和6年3月13日、日高町議会では、さまざまな重要な議題が浮上した。
まず、互野利夫議員が提起した令和6年度日高町の新年度予算について、教育委員会教育長の武田啓嗣氏は、継続事業として富川市街地活性化事業や町営住宅整備事業を確保しているとした。さらに新規事業として、合葬墓整備事業や地域循環型バス運行事業を計画していると発表し、これに対し議会側からも今後どのようにこれらを実行していくかについて期待が寄せられている。
次に、日高診療所の運営に関しては、看護師や患者の受入れについて問題提起され、診療所事務長の松原譲司氏は、緊急患者の搬送体制と医療技術者の確保に向けた取組を強調した。地域住民の健康を守るため、適切な資源を活用した対策が求められている。
また、財政運営についても重要な論点となり、町の厳しい財政状況が報告された。企画財政課長の林谷昌美氏は、今後の町債の償還や自主財源の確保に向けた具体的な対策を講じることを約束した。
さらに、ヒグマ対策に関する議論も行われ、捕獲頭数や被害発生状況に言及された。この問題について産業課長の小野俊勝氏は、地域でのハンターの確保への取り組みや、地域の実情を踏まえたゾーニング管理の重要性を述べた。
結論として、今回の議会では予算案を含むさまざまな議題が多く取り上げられ、各議員からの意見や要望が寄せられ、町としての今後の対応を注視していくこととなった。町の行く先は、住民の意見を聞きながらしっかりとした運営が求められる。