令和２年１１月１３日、日高町議会は令和元年度一般会計歳入歳出決算認定に関する質疑を行った。
この日は、多数の議員が参加する中、出雪業務や道路維持費に関する質疑が目立つ結果となった。特に、除雪業務については、互野利夫氏が町道維持管理及び除雪業務の具体的な運用について質問した。「除雪の出動確認はどこで行われ、誰が行っているのか」と尋ね、具体的な基準や方法について詳細な答弁を求めた。これに対し、建設課管理・土木・都市計画グループ主幹の山田誠氏は、「自社及び委託業者と連携し、柔軟に出動する基準を設けている」と述べた。
また、道路維持費に関しても多くの質疑が交わされ、特に日高町管内での維持費用の配分や、工事請負費の内訳に関する質問が集中した。互野氏は「何件かの工事で、それぞれの予定価格と実施価格はどうなっているのか」と質問し、詳細な数字を求めてさらに議論が盛り上がる場面も見受けられた。
さらに、学校教育を巡る質疑も行われ、特に日高町内の学校教育についての取り組みや課題が議論された。町長が教育委員会に対して「カリキュラムの充実や地域の特色を活かした教育運営」について強調した。学校教育においては各学校の具体的な取り組みについてもフォーカスがあたり、特に地域社会との連携が重要視されている。
今回の会議では、予算の執行状況に関する情報提供や、各工事の透明性が求められた背景もあり、特に財政課長が長期計画の重要性について述べた。山田氏は「予算配分とその執行状況を定期的に市民に提供し、透明性を確保していく」ことの重要性を再確認した。
今後の定期的な財政報告を通じ、議員だけでなく、町民に対してもその運営状況を明確にし、意見を求める努力が必要である。