１１月１１日、日高町議会が開会された。この会では、令和元年度日高町一般会計継続費の精算報告や令和２年度日高町一般会計補正予算の審議が行われた。
報告第１号では、企画財政課長の戸川貴教氏が継続事業の終了報告を行い、昨年度の支出実績が204万3,000円であることを説明した。この報告に対し、互野利夫議員が支出実績の確認を求め、さらなる詳細な説明が行われた。
次に提案された議案第１号は、令和２年度日高町一般会計補正予算（第10号）であり、これは主に大雨による広富墓地の災害復旧費用に関するものであった。企画財政課長は計上金額が200万円増加すると報告した。
また、令和元年度の決算認定議案が一括で提案され、さらに討論も行われなかった。各認定は賛成多数で可決され、町内公的医療等に関する予算の詳細な分析が示されることとなった。この中で特に注目されたのが、日高町国民健康保険事業についての詳細な報告であった。 財務担当者の報告によれば、保険事業での歳入は14億7,817万5,000円、歳出は14億4,337万6,000円であった。
さらに討論では、互野議員が特に地域包括制度の重要性を強調し、地域住民の安心と安全を保障する任意の支え合いを持続する必要性を訴えた。議員たちは、住民との関係構築としての施設の運用方法や資源の融通が議題に上がり、町の考え方についても議論が促された。
最後に、長期的なビジョンに関して参加者から多くの意見が出され、行政が進める地域活性化施策に反映されることが期待された。町長は、各部門と住民との連携をより強化し、未来の地域発展に向けた施策を進める考えを示した。