令和元年６月19日、日高町議会が開催され、様々な重要な案件が議論されました。
中でも、人権擁護委員候補者の推薦が重要視され、新たに村田博文氏（63歳）、今秀記氏（68歳）、本間達氏（69歳）が推薦されました。深根英範副町長は、推薦理由として、候補者たちの人格や識見の高さを強調しました。またこの案件に対する質疑はなく、３件の推薦が全て賛成多数で可決されました。
その後、日高町土地開発公社の経営状況に関する報告がされました。戸川貴教企画財政課長は、清算が完了し、残余財産が日高町に引き継がれたことを報告しました。しかし、この報告には多少の事業利益が伴い、2020年度に向けた財政的な方針について今後の課題も指摘されました。
ホッカイドウ競馬振興株式会社についても報告が行われました。森谷朋香経済観光課長によると、同社の平成30年度決算は前年比でわずかに回復したが、依然として大きな課題が残っているとのことでした。
そして、様々な条例についての議案も提案されました。特に、日高町森林環境譲与税基金条例の制定については、環境保護に向けた一歩として、間伐や人材育成に使用されることが期待されています。また、日高町過疎地域自立促進市町村計画の変更も行われ、新たな施策が求められました。
さらに、子供の貧困解消や教育予算の拡充を求める意見書が可決され、全国的に注目される議題で、地方住宅問題や教育関連の充実が議論されました。特に、家庭の経済状況によって子供の成長が阻害されないよう、公平な制度作りが急務とされました。
最後に、各議員からは広く地域の意見を反映させながら議案審議を進める必要性が訴えられ、本日の議会は多くの重要な決議をもって無事終了しました。今後の具体的な施策に対しては慢心せず、地域の実情に合った柔軟な対応を求める声も上がっています。